過去ログ - 生徒会長「――キスがしたい」 男「……ああ、良いぞ」
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◆1IahjnNtgQ
2012/02/29(水) 04:20:04.41 ID:2SSntnL5o
生徒会長「くつくつくつ。……む?」
男「……お?」
生徒会長「ふむ……」
男「アクセサリーか。何か欲しいもんでもあったか?」
生徒会長「いや、どちらかと言うと興味の方が正しい。特にここから左半分の商品がそうかな」
男「言われてみれば、なんとなく変な気がするな……」
少女「おや、お客さんは解る人かな?」
生徒会長「君は……このアクセサリーの販売者かな?」
少女「ああ、そうだよ。販売者であり製作者でもある」
男(……なんか、会長と口調が似てるな)
生徒会長「解る人とはどういう事なのかな」
少女「そうだね、それは……」チラ
男「?」
少女「……ふむ、二人共か。これは難儀な方々だ……」
男「どういう事だ?」
少女「……初対面の人に言うのはアレだけれど、君達、恋愛で何か問題を抱えているだろう。しかも君達ではない誰かに対して」
男・生徒会長「!!」
少女「恐らく、報われない恋をしているか、愛する人をもう亡くしているか――いや、これは前者かな?」
生徒会長「……何者なんだ、君は?」
少女「ただ単なる装飾細工師さ。……少しばかり傷心しているけれどね」
少女「あと、少々痛いと思われるかもしれないが、僕は人の不幸や幸福を予知できるという変な特技がある。あまり詳しい事までは分からないが、大雑把にならなんとかといった所だ」
少女「君達からそれを感じ取った。それだけの事さ」
生徒会長「……驚いた。そんなに不自然なように見えたかな?」
少女「いいや。傍から見れば良いカップルに見えるよ」
少女「羨ましいくらいに、ね」
男(カップル、か……)
生徒会長「ふむ……。それで、私達にこれから何があるのかな?」
生徒会長「っと、すまない。これは占いの類なのだろうか?」
少女「――ああ、誤解させてしまったようだね。ただ単なる私の戯言だから気にしなくても良いし、勿論金銭も発生しない」
少女「……ただ、少しでも耳に入れておいて欲しいと思ったのさ」
生徒会長「ふむ」
男「…………」
少女「そちらの方はどうかな?」
男「俺か? 俺は……どっちでも良いっていうのが本音だな」
少女「ほう。どうしてだい?」
男「単純だ。予知とかそういうものに、大して興味を持てない。下らなかったら聞き流すだけだ」
少女「成程。確かに単純だ」クスクス
少女「……それでは話そう。これから先、君達にとてつもない事態が起きる。内容は……そうだな。これは重大な隠し事がバレるって所かな? ――いや、バレるというのも少し御幣があるが……他に当て嵌まる言葉が無い」
少女「それで辛い思いをするのが……彼女さんの方だな。彼氏の君は……分からないと言った感じか。いや……これは……ふむ…………」
男「なんだ?」
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