過去ログ - 大長編まどか☆マギカ ほむらと不思議な時空漂流者
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446: ◆z1KX.vtUso[saga]
2014/07/18(金) 21:11:45.50 ID:BMVw4+yU0
 ――また、その頃。


「……!」


 朝の通学路。
 学校へ向けて歩く彼女――暁美ほむらの目の前に佇むモノ。


 自然に、剣呑な目つきになる。


「――何を、しに来たの?」
「勘違いしないでほしいんだが、君に撃たれたくて来たんじゃないからね」


 そして、ひょいと可愛らしく首を傾げてみせる。
 対するほむらの視線は、ますます憎々しげになった。


「そう、僕が訊きたいのはね?」




 昨夜、何か時空に干渉しなかったかい――?




 ほむらは、混乱した。
 今、何を言った、コイツは?


 昨夜のことを思い返す。
 3人での話し合い――その中で、「美樹さやかと上条恭介」について議論したこと。
 それ以外に……なんて。


「何もしてないわよ?」


 ファサッと髪をかき上げ、目の前のモノ――キュゥべえに伝える。
 何回も行ってきたループで、演技だけは誰にも負けないくらいに上達したという自負がある。


「そうかい。それならいいんだ」


 そう言うと身を翻して、


「それなら、いいんだ――」


 去っていく「敵」の姿から、何故か彼女は目を逸らせなかった。


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