過去ログ - 「突入班より本部へ犯人を一名射殺」
↓ 1- 覧 板 20
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[ saga]
2011/11/15(火) 02:47:58.52 ID:ImKZRRjp0
――「HQより全部隊へ矢は放たれた、繰り返す矢は放たれた」
多少ノイズ交じりな音声が交わされ全員がいっせいに躍り出る
あるものは特殊はしごを使い2階へ、あるものは1階窓へ
行内の犯人も気づいた、何かが違うと
隊員たちは、窓を指向性爆薬で吹き飛ばすと次々と中へと進入していく
爆音、銃声まさに今は戦場である
鍵のかかったドアへ差し掛かると背に挿したショットガンを抜き放ち蝶番を破壊する
ものの2分ほどで一部屋また一部屋と制圧されていく
「撃たないでくれぇ、人質だ」
「両手をあげて床に伏せろ!早く!」
人質が床に伏せた直後視界に入ったのは銃を持った男
だが、隊員が持った銃が先に火を噴いた
「2階Eで犯人1名射殺!」
「1階F犯人1名射殺」
「2階A犯人1名射殺」
次々と犯人射殺の報告が無線から流れてくる
だが、彼らとて無抵抗ではない
「こちら1階C隊員1名負傷、繰り返す隊員1名負傷」
――「了解、医療班を待機させる任務を続行せよ」
常日頃過酷な訓練をこなしているとはいえ、被弾もする
「馬鹿野郎!とまるな!行け!行け!」
まだ、完全に制圧されたわけではない
たとえ味方が倒れたとしても医療班が入ることはできない
「1階G犯人2名射殺」
「こちら赤穂チャーリー2階Cで犯人を発見、人質を盾にして撃つことができない」
「狙撃班、確認したこちらからも撃てない」
「了解、すぐに行く」
残る犯人はあと2名……
各部屋では、開放した人質たちへの対処も同時に行われていた
「どうなっているんだ?早く私たちを助けてくれ!」
「そうよ、私たちを助けにきてくれたんでしょう?」
「赤穂アルファ2階Cへ到達、チャーリー犯人の気を引いてくれ」
人質を羽交い絞めにし、銃を突きつける犯人へチャーリーは
体をさらす
「もう終わりだ、逃げられはしない!」
「うるせぇ、それ以上近づいたらこの女ぶっ殺すぞ!武器を捨てやがれ」
チャーリーが銃から手を離した瞬間
33Res/23.68 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。