過去ログ - あかり「それならあかりに恋してよ!」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方)
2011/11/16(水) 22:38:44.44 ID:LxWee7BO0
「それじゃまたね」
「また明日ー」

そんな声の飛び交う校門を、私は一人くぐりぬけた。
後ろから誰かが「あっかりーん」と笑いながら走りすぎていく。

あかり「もう、あっかりーんじゃないよぉ」

高校生になってからつけられたあだ名。
あかりちゃんと呼んでくれる子は、随分と少なくなってしまった。
別に嫌なわけでもないんだけど。

ふと携帯が震えて、私はポケットから冷たい携帯を引っ張り出した。
意外な人からのメールだった。

『件名:Re:
 本文:今日一緒に帰らない?駅前で待ってるね』


2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方)
2011/11/16(水) 22:41:46.09 ID:LxWee7BO0
私の予定なんて関係ないのだ、ちなつちゃんには。
何があってもちなつちゃんに呼ばれれば私はすぐにほいほいと行ってしまうから。
ちなつちゃんもそれをわかっているのだ。

吉川ちなつちゃん。
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(不明なsoftbank)
2011/11/16(水) 22:46:19.66 ID:hKjRSWf30
期待


4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方)
2011/11/16(水) 22:49:47.75 ID:LxWee7BO0
中学校を卒業して、ちなつちゃんとは同じ高校に入学した。
けれど入学するなりそれまで一緒だったクラスは完璧に離れてしまい、
それだから話す機会ももう、めっきりと減ってしまっていて。

たまに、こうしてメールや電話のやり取りだけ。
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方)
2011/11/16(水) 22:56:46.89 ID:LxWee7BO0

そこはちょうど帰宅しようとする生徒で溢れかえっていて、
同じ制服の後姿ばかりで毎日目が回りそうになる。
それでも、ちなつちゃんの姿はすぐに見つけた。

以下略



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