過去ログ - あかり「それならあかりに恋してよ!」
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33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方)[saga]
2011/11/17(木) 22:26:46.11 ID:Ra7dRp5g0
頑張って一緒のとこ、行けばいいのに。
そうも言えたはずなのに、私は――私たちはもう、簡単にそう言えるほど現実を知らないわけじゃない。

京子「あかりにも会えたし、そろそろ帰るかな」

あかり「……うん」

京子「んじゃまた今度、あかり」

そう言って京子ちゃんはもう私に背中を向けててを振った。
京子ちゃんが出て行った音がする。私は見送りもせず、ただ京子ちゃんから受取ったばかりの二つのコップを手にして、ぼんやりしていた。

あんなに仲の良かった二人なのに。
どうして時間の流れって、こんなにも残酷なんだろうか。
私はふと、少し未来のことを想像してみた。

私とちなつちゃんも、京子ちゃんと結衣ちゃんのように離れてしまうんだろうか。
足元の鞄。
その中に入っているお揃いのシャーペン。けれど、ちなつちゃんの手の温もりはすっかりなくなってしまっていた。


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