過去ログ - あかり「それならあかりに恋してよ!」
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◆qvIZyIvV7w
[saga]
2011/11/19(土) 21:05:28.87 ID:woe061hZ0
こぼれただけで、もちろん遠くのほうにいるちなつちゃんに私の声が届くはずなんてなかった。慌てて口を噤んだものの、それに気付いた私は声の代わりに大きく息を吐き出した。
ふと時計を見る。まだ昼休み直前、普段の私ならそろそろお弁当のことを考え始める時間帯。
あかり「……」
ちなつちゃんの横には見知らぬ制服姿の女の子が数人、いた。
平気で学校をサボるようなことはしなかったはずのちなつちゃんなのに。
笑い声。触れ合っている身体と身体。そんなものを見るのが嫌で、私はそっとその背中から目を逸らした。
唐突に、ちなつちゃんはすり抜けてしまったのだと思った。
掴んでいた手をすり抜けて、ちなつちゃんは私には到底届きそうもない遠くのところへ、一人で行ってしまったのだと。
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