過去ログ - あかり「それならあかりに恋してよ!」
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56: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/19(土) 21:50:06.57 ID:woe061hZ0

――ちなつちゃん。

あかり「……ち、ちなつちゃん!」

以下略



57: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/19(土) 21:55:36.86 ID:woe061hZ0
着信が数件と、新着メールも同じく数件。
全部ちなつちゃんからのものだった。

あかり「ご、ごめん……」

以下略



58: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/19(土) 22:04:21.00 ID:woe061hZ0
あかり「……どうしたの」

そっとスカートのひだを直しながら、私は訊ねた。
ちなつちゃんは「あかりちゃん、今日学校来て無いって聞いたから」
ほとんど呟くような調子だった。
以下略



59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方)
2011/11/19(土) 22:39:42.29 ID:woe061hZ0
どきんと心臓がはねた。
ちなつちゃんが、突然来ちゃってごめんね。そう言って笑う。

あかり「……ううん」

以下略



60: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/19(土) 22:46:28.66 ID:woe061hZ0
天井を見上げていたちなつちゃんは、ふと私に顔を向けた。
「どうしたの」と困惑気味に訊ねると、ちなつちゃんは小さく苦い笑みを浮かべた。

ちなつ「私、あかりちゃんの顔見ると何があっても安心しちゃうんだよね」

以下略



61: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/19(土) 22:54:32.86 ID:woe061hZ0
きっと、結衣ちゃんのことだ。
ちなつちゃんはまだ、結衣ちゃんのことが好きだから。

あかり「……ちなつちゃん」

以下略



62: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/19(土) 23:00:23.89 ID:woe061hZ0


私今日ね、とってもだめなことしちゃったんだ。




63: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/19(土) 23:04:42.12 ID:woe061hZ0

とってもだめなこと。
それがなにかと訊ねる前に、私は何も言えなくなった。
ちなつちゃんの首筋にある何かを見て、ちなつちゃんの言うだめなことを悟ってしまったから。

以下略



64: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/19(土) 23:10:28.40 ID:woe061hZ0
ちなつ「……」

あかり「……」

ちなつちゃんは身動き一つ、しなかった。
以下略



65: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/19(土) 23:14:48.41 ID:woe061hZ0
思ったよりも冷たく響いた声。
ちなつちゃんは何も言わなかった。
それで私は、「へんなこと聞いちゃってごめんね」そう言い掛けて。

ちなつ「忘れられたよ」
以下略



66: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/19(土) 23:19:50.85 ID:woe061hZ0

だから誰彼構わず好きになった振りして付き合って。
きっとほんとに好きだったんだと思うけど。結衣先輩のときと違って、本気になれなかっただけで。あんな恋が出来ればもっと楽しい高校生活送れるはずなのにね。

私、そんなつまんないことで汚れちゃった。
以下略



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