160:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[sage]
2011/11/25(金) 00:29:14.38 ID:1SM7gyTK0
姉は俺が生活に慣れる頃には剣を教えてきた。別に頼んでもいないのに。
またそれが随分とスパルタでな、毎日血反吐を吐くほどの特訓だった。
女戦士「男児たるもの弱くては話にならない。さぁ、立て」
戦士「……も、もう無理です」
女戦士「情けない。今日はお前の飯は抜き」
戦士(ありがてぇ!!)
そのうち、そんな姉に反抗したくなってきてな。色々やんちゃしたもんさ。
いたずら、ケンカ、盗み。可愛いもんだろ。
そんな日々を続けていたらいつだったか、1人の少女に怪我をさせてしまった。
それがバレた日には姉は何も言わず俺を殴りつけてきた。
女戦士「……」どかんどかん
戦士「痛い痛い痛いっ!! やべぇよ!」
女戦士「やべぇのはお前だ。弱き者に、暴力を振るわせるために剣を教えたわけではないぞ。私は」
女戦士「いいか、力の強さは相手を黙らせるに絶対の力を持つ。しかし一歩間違えばそれは悪の力」
女戦士「お前は今間違っている。そして何よりも心が弱いんだ、お前は」
女戦士「半端な未熟者め」
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