820:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/01/06(金) 03:36:00.24 ID:/1IOSP1r0
戦士「勇者殿、甘い物ありますからね! 何か食べとくっスか!?」
魔王「食欲ない」
戦士「で、でも少しは腹に入れておいた方が…」
僧侶「ゼリーとか戦士さん買ってきてましたよね。そういった柔らかい物ならどうでしょう?」
戦士「買ってて正解だった…! 勇者殿ッ、はい口開けてー! あーん!」サッ
魔王「戦士キモい……げほっ」
魔王「なんか、体の節々が痛いである」
僧侶「やっぱりただの風邪でしょうか。きっと疲れが祟ったんですね」
魔王「風邪…?」
盗賊「……そうだ」
盗賊「魔剣で風邪の菌を切る、だなんて事はできねぇのかよ」
魔剣『残念ながら、そういうフクザツなのは僕の専門外なんですけどー』
盗賊「妙な所で役に立たねぇぜ……」
魔王「…で、ここはどこか」
僧侶「はい、盗賊さんの実家ですよ。無理言って泊めていただいているんです」
魔王「盗賊の…」
盗賊「何だ、文句でもあるか」
魔王「特になしである」
盗賊「ふん……」
盗賊「……
盗賊「俺は少し抜ける。お前らは好きにしてな」
戦士「おい、どこ行くんだー? せっかく勇者殿が話せる状態になったのによぉ」
盗賊「い、妹に…用があるから…」
戦士「へぇ? 兄妹で仲良いんだなぁ」
盗賊「……」
盗賊は部屋を出て行った。
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