862:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga]
2012/01/12(木) 05:17:57.18 ID:inKctqE40
俺は町中では一番裕福な家の生まれだ。
とても幸せな家庭に生まれたと思うし、環境にも恵まれていた。
父さんも母さんはどちらも優秀な人たち。そして妹も。
ただ1人、俺だけが落ちぶれていた。
父「お前は少々遊び過ぎる傾向がある。勉強は大切だ。将来の為になる」
「面白くない事をやっても仕方がないよ。それなら子どもらしく遊ぶべきだ」
父「はぁ、まるで遊び人だぞ。いつも何をしているんだか」
俺には1人も友人と言える人がいなかった。
1人で遊ぶのが好きなんだ、とよく自分に言い聞かせた物だがけしてそうじゃない。
友達は欲しかった。ただ作り方が分からない。
「おい、一緒に遊ぼう。道行く女の背中に虫をつけてやるんだ…くくっ」
子「キモっ」
「お前はどうだ…今なら闇の組織へ加入させてやっても構わんぜ」
子「宗教の勧誘?」
「……今宵の満月は血に染まっている。へへへーっ…!」
子「やだぁー!」
色々とズレていった。
俺的には最高にイカした台詞は、相手にとって気味悪く受け取られていたらしい。
泣けるぜ。
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