過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」
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895:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga]
2012/01/16(月) 03:19:06.32 ID:GHHDvej80
診療所


僧侶「……先生、勇者様の容体は」

医者「けしていい状態には見えない事は確かだ。それ以外は詳しく見てみなければ」

戦士「あぁ!? だったらさっさとそれをしろよ!! ヤブ医かお前は!?」

盗賊「おい…」

医者「とにかく、もうしばらく待っていて欲しい。ところで」

魔剣『』

医者「こういう場に人を傷つける様な物を持ちこんでもらいたくはないんだがね」

僧侶「あ、えっと…その剣は……」

武闘家「そういえばさっきからそいつ喋らないわね?」

医者「喋る?」

僧侶「な、なんでもありません! こちらの話です…」

医者「ふぅん…。まぁ、とにかくそういう事だ。頼むよ」

医者は再び魔王の元へ戻っていった。

戦士「くそ!!」

武闘家「な、なに怒ってんのよ…落ち着きなさいよ、おじさん」

戦士「落ち着いてられるかよ!」

僧侶「戦士さん。ここは先生に任せるしかありません。ですから」

戦士「……ふんっ」

盗賊「にしても、魔剣か」

僧侶「さすがに盗賊さんのお宅へ魔剣ちゃんを置いておくわけにはいかないし、どうしましょうね…」

魔剣『僕も勇者ちゃんの傍にいたいの』

盗賊「苦労して運んできたんだ。いまさら何処かへ置いてくるとか勘弁だぜ……」


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