902:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga]
2012/01/16(月) 03:27:02.92 ID:GHHDvej80
「側近様。剣が喋りましたよ……!」
側近「そういう玩具なんですよ。気にしないであなたは任せられた仕事を!」
「了解です…」
魔剣『無視すんなぁー!』
魔王「あ、う……ぐぅっ…!」
側近「ああ、魔王様……久しぶりにお姿を見られたと思ったら、こんな」
側近「待っていてくださいね! すぐに私が何とかしてみせます!」
リビングアーマー『何とかするのは構わんが。魔王様は城へ運んだ方が良いと我は思う』
側近「ちょっとー! あなたどうして持ち場から勝手に離れてるんですか!?」
リビングアーマー『我の勝手だろう。それより…ここのドアを通り抜けられんのだ…詰まった、そっちから引いてく
れ……』グイグイ
側近「ただでさえ図体でっかいんですから無理して部屋に入ってこないでくださいよっ!」
側近「今はあなたに構っている暇ではありません! 思っていた以上に魔王様の容態が」
リビングアーマー『むぅ、このままでは生産された魔力が溢れ切って大爆発しかねんか』
魔剣『ちょ、ちょっと待ってよ! 大爆発って何さ!』
リビングアーマー『け、剣が……面妖な……』
側近「…あなたも鎧のクセに喋ってるじゃないですか」
魔剣『ていうかお前ら何なのさ! 魔物のくせに!』
側近「そうですよ、私たちは魔物。そして魔王様へ仕える者です…えっへん!」
リビングアーマー『側近殿、なんか偉そうだな』
魔剣『勇者ちゃん、本当に魔王だったんだ……』
側近「そもそも! その勇者ってのがおかしいんです! 魔王様は魔王様ですからねー!」
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