過去ログ - 絶対等速VS一方通行
1- 20
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[ sage saga]
2011/11/20(日) 16:32:05.04 ID:L0fwPT1Y0
(なるほど 考えたな)
一方通行は敵の攻撃に感心していた、空中では地上と違い鉄粉に、かわりに壊させる物がないのだ。
さらに絶対等速の進行方向のビル側面には穴が開いていた。
(次は どうするんだろうな) 一方通行は、そんなことを考えながら、煙幕を迂回した。

絶対等速の逃げこんだフロアは どこかのオフィスだった。時間が時間だけに明かりはついていなかった
(隠れる所が多いな、ついてる)
絶対等速は、書類の束を集めはじめた。
(あの鉄粉で少しは時間が稼げるはずだ。相手は逃がしてくれるような奴ではないし
嬲り殺されるつもりもない なんとかして奴を倒さないと)

一方通行は絶対等速のあけた穴から入ってきた。 壁に別の穴をあけないのは 彼なりのハンデのつもりだ。
「何だァ? 今度はかくれんぼかよ」
周囲の光を集め、一方通行はあたりを照らした。
「そこかな」
笑いながら、まるで小石でも投げるかのように、周囲の机を他の机に向かってなげつけていく。

絶対等速が書類を集めていたのは、おとりをつくるためだ。
(アイツは自分の周囲の物体の質量と運動のベクトルを知ることができるのだ。
それが敵の『自分だけの現実』 それなら、人と同じような質量の物体をつかえばだませるんじゃないか?)
書類だけでは足りなかったが、オフィスにあるさまざまな物で、ダミーはできた。
ダミーにワイヤつきの鉄球を取り付けた。 これを使えば、離れた場所からダミーを適当な速さで動かすことができる。

一方通行は絶対等速のダミーに引っかかったように見えた。ダミーの方向、
つまり絶対等速とは反対の方向を見ていたからだ。
(勝った!くらえ!)
絶対等速は、敵をしとめたと思った。 しかし、どういうわけか鉄球は一方通行を通り抜けたのだ。 状況を理解する間もなく絶対等速は左腕の骨が砕けるのを感じた。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
70Res/32.96 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice