過去ログ - 空「楓さがし」
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32:にゃんこ[saga]
2011/12/01(木) 22:24:44.66 ID:ldGDoDOY0
「駄目じゃない、梶原さん。
初めての街で迷子になられちゃ、こっちとしても捜しようがなくなっちゃうわよ。
色んな物が新鮮なのは分かるけど、皆の事も気に留めててよね」

声の持ち主は勿論春日野先生だった。
ワタシをずっと捜していてくれていたのだろう。
少し息を切らし、額に汗を掻いていた。
ワタシが迷子になるという事は、ワタシだけの問題じゃない。
美術部の全員に迷惑を掛けてしまうという事なのだ。
ワタシはすごく申し訳なくなって、春日野先生に大きく頭を頭を下げた。

ごめんなさい。

喉を震わせて、ワタシは申し訳ない気持ちをどうにか言葉にする。
自分自身もすごく不安だったはずなのに、
ワタシの言葉を聞くと春日野先生は笑ってくれた。

「いいわよ、迷子になる事くらい、誰にだってあるわよ。
でも、これからはちゃんと気を付けるのよ。
皆、梶原さんの事を心配してるんだから」

本当にごめんなさい、先生。

「もう謝らなくてもいいわよ。
それより氷室さんも梶原さんを見つけたんなら早く連絡してよね。
私の携帯の番号、教えてるでしょー」

「おお、これはかたじけない。
現地の方とお知り合いになりましてね。
つい話し込んでしまったのです」

「現地の方……?」

ヒムロ先輩が言い、春日野先生が沢渡さん達に視線を向ける。
瞬間、春日野先生が首を捻って、呻き声を上げ始めた。


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