過去ログ - 阿良々木「忍と出遭えて、良かった」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区)
2011/11/23(水) 02:33:34.22 ID:ooj8npSA0
「あまりそこには触れないほうがいいわ、良々木君」
「語りの文をまた読みやがって!そして僕の名前をミュージカルみたいに歌い
あげるな!」
「失礼、噛みました」
「……お前がやるのか」
……そのネタは勘弁してくれ。あいつ、天国で元気してっかな。あるかも分からないけど。
「そんなことより、いつになったらデートの話をさせてくれるの?」
「お前が語りにつっこまなきゃ進むよ!」
「じゃあ、話させてもらうわ。……あ、ノープランだったわ」
「まとまってから誘えー!」
がっかりだった。逆に言えば楽しみが増えたんだけど。
「まあ、待ってるよ」
「……本当に甲斐性無しだわ、阿良々木」
「ついに呼び捨てになった!……っていうかそれって」
「もちろん、阿良々が決めるのよ。それくらいは分かるのね」
「もう色々ツッコミどころがありすぎてもたねえよ……」
んー……。つーかこいつはどんなとこ行くと喜ぶんだろうか。パッと思いつかない辺り、本当に甲斐性無しかもしれないな、僕……。
「どこでもいいわ、阿良々木君が決めたところなら」
「それは甲斐性が無い奴に言う台詞だ!」
「え?ないじゃない」
「もう確定してたんだな……」
穴があったら入りたい。彼女にこんな気を使わせる彼氏……。
「墓があったらはいりたいだなんて、そんなに死にたいのかしら……」
「穴だよ穴!墓と穴をどうやったら間違えるんだ!」
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