過去ログ - 美也「にぃにー! あっさだよー!」
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56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
2011/11/23(水) 17:08:07.35 ID:If8wb+Z80
美也「んー? どうしたのにぃ──ってきゃっ」

純一「…………」ぎゅ…

美也「……にぃに? ちょっと、いたいよ…」

純一「──ごめん、美也……僕、僕……どこにも行かないからな……っ」

美也「………にぃに? 泣いてるの?」

純一「…………」ぎゅう

美也「……ふぅ、ほーらにぃに…泣かないの。よしよし〜」

部屋

純一「…………」

純一「──晩飯も食べた、風呂も入った、美也とゲームして遊んだ。
   よし、これは僕が知ってるいつもの日常だ」

純一「確かに学校での事はみんな不思議なことだった。
   みんながみんな、知っていることを知っていて」

純一「僕だけが知っていることを──知らない」

純一「それが如何に変だっていうことは……もう、理解した」

純一「それに囚われて……僕は色々と間違った所に行きつこうとしたかもしれない」

純一「…………」

純一「でも、それはもう大丈夫だ」ばん!

純一「──この手紙、そう、この手紙だけが僕の違和感の証明だ……」

純一「これだけが、僕の命綱。僕が正気だっていう理由だ」


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