過去ログ - 梓「手、繋いでいいですか」
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方)[sage saga]
2011/11/23(水) 23:21:51.51 ID:iCVRijr50
今日、教室で一緒に居たとき憂が体調悪いことにどうして気付いてあげられなかったのか。
歌詞のことで精一杯だった自分が嫌になる。
些細なことでも気付いてあげられるのが友達なのに。

「う、憂!ごめんね私!一人で大丈夫だよ!」

憂の様子を見た唯先輩が、慌てたようにそう言って憂に駆け寄った。
唯先輩も唯先輩で、なんだかんだ言ってもちゃんとお姉ちゃんなんだ。
兄弟のいない私には少しだけ平沢姉妹が羨ましい。
それに、いつも頼りなさげな唯先輩が途端に頼もしく見えるんだから、そんな姿を見られることも、少しだけ。

「じゃあ私たち帰るな」

律先輩が立ち上がると言った。
私たちも立ち上がり、玄関へと向かう。唯先輩は「えぇ」と声を上げかけたものの、すぐに「憂、大丈夫だからね」と言って憂の手を握った。

「また何かあったら電話してね。すぐに来るから」

「ありがとう、ムギちゃん、みんなも!」


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