26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方)[sage saga]
2011/11/23(水) 23:23:47.96 ID:iCVRijr50
「そっか」
私が言うと、律先輩は一瞬、私に視線を向けるとすぐに夜空を仰いで頷いた。
その横顔が少しいつもと違うように見えたのは気のせいだろうか。
私はそんな思いを振りきるように律先輩を真似て空を見上げてみた。
夏休みほどではなかったが、澄み切った夜空がひどく綺麗に見えた。
◆
律先輩と別れてから、私は突然思い立って机に向かっていた。
時計の針の進む音と、私がノートに走らせるシャーペンの音しか聞こえない。
もう夜もだいぶ深まっていた。
思い浮かんだフレーズ。伝えたいこと。思ったこと。
一つ一つ、丁寧に繋ぎ合わせていく。澪先輩や他のミュージシャンに比べればひどく拙い歌詞だけれど。
「できた……」
書き終えたものをもう一度読み直すと、私は大きく息を吐いた。
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