126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)[sage]
2011/11/24(木) 03:34:40.20 ID:uFOG1DQZo
「高校二年生の冬、私は鬼に出会ったの」
「鬼?」
「そう、殺人鬼。阿良々木くんに、とっても似ている殺人鬼」
「…………」
「その殺人鬼は、最初、私を殺そうとした。自身の存在理由にのみ則って、意味もなく、
ばら
意志もなく、考えもなく、感慨もなしに――私を殺そうとしたの。『殺して、 解 して、
並べて、揃えて、晒してやんよ』なんて、怖いこと言ってね」
「…………」
「だけど、結局その人は私を殺そうとはしなかった。どうとでも殺せそうなものなのに。
殺さなかったの。気まぐれというか、言ってみただけというか、そんな感じ。そう言うと
ころも阿良々木くんに似てたかもね」
「そうかな?」
「そう、本当は見て見ぬ振りをしたり、逃げたっていいのに、一所懸命に頑張っちゃう阿
良々木くんとその人は似ていた」
「…………」
170Res/136.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。