37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)[saga]
2011/11/24(木) 01:42:44.78 ID:uFOG1DQZo
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
もしもそこに、僕が考えている通りの理由がないんだったら――翼ちゃんが突然、僕に
そんな身の上話を始めるはずがないのだから。
そうでもない限り、翼ちゃんが僕で憂さ晴らしなんてするはずがないのだから。
「……翼ちゃん」
意を決して――僕は訊く。なあなあにできない。そうすることが、はっきり答えを出さ
ず、答え合わせもしないことが、きっとこの場合のベストなんだろうとは思うけれど――
もう手遅れ。
僕は翼ちゃんの物語に、羽川翼の物語に深入りしてしまっていた。干渉してしまってい
た。
いくらなんでも、これは戯言なんかでは済ませられない。
彼女の心に。
彼女の家庭に。
僕は土足で踏み入った。
「その顔は――誰にやられたんだ?」
170Res/136.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。