51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)[saga]
2011/11/24(木) 01:58:37.58 ID:uFOG1DQZo
それはまったく、他人を立ち入らせようとしない態度だった――当然だ。
翼ちゃんは別に、僕に助けを求めたわけではないのだから。
たまたま、道中行き会っただけ。
ただの偶然。
彼女が頼ったのは――猫だった。
「ん?」
僕たちはその後、それまでの会話には一切触れず、これからのクラスの予定。文化祭の
予定について話し合いながら、散歩をしていた。
すると、道路のど真ん中に赤いような、白いようなものを見つけた。
あれは――
「あれは――猫――か」
視力2.0。加えて、吸血鬼能力でさらに僕の視力はよくなっている。
別にそれほど遠い位置にあったわけじゃない。しかし、その猫は、その猫の死体は、こ
の距離では僕にしかそれが元は猫だったのだと判別できなかったと思う。
それほどまでに酷い状態で死んでいた。
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