66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)[sage]
2011/11/24(木) 02:11:10.46 ID:uFOG1DQZo
雰囲気から読み取るに、他の教室で寝ていたというわけではなさそうだ。まさか、伝説
の(元)吸血鬼を放っておいて夜の町に繰り出すなんてことはこの男に限ってないだろう。
・ ・ ・
だとしたら、なにかがあるのだ。
この、例え力を失ってしまっていても、そもそも存在自体が危険な幼女を放っておかな
・ ・ ・
ければならないほどの、なにかが。
「んー?ああ、仕事だよ仕事」
忍野はもったいぶるでもなく、だけどやっぱりいつも通りにとぼけるような言い草で、
僕に答えた。
だから、その仕事について訊いてるんだっての。
「あれ?言ってなかったっけ?ああ、そうだった。阿良々木くんの海馬は完全に死滅して
タン シュウ シュウ
しまってるんだったね。うん。悪かったよ――僕がこの町にいる理由はね、怪異譚の 蒐 集
なんだ。つまりだね、阿良々木くんのような人を目的としてこの町にいるんだよ。もっと
も、阿良々木くんがやったことの後始末っていうのが、今僕が抱えている一番大切な仕事
なんだけどさ」
「後始末……」
「ん、余計なこと言っちゃったかな?まあ、忘れといてよ」
と、忍野はおどけた風に言った。
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