76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)[saga]
2011/11/24(木) 02:34:42.39 ID:uFOG1DQZo
「じゃ、阿良々木くん、ここは手っ取り早く二手に分かれようか。僕はきみ達が埋めたと
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
いう白い猫を掘り起こしに行くよ。つまりは墓荒らしだ」
「墓荒らし――ですか」
「まあ、罪深い行為だし、罰かぶりな行為じゃあるけどね――ただ、それくらいのことは
しておきたい。それで埋まっている猫がただの猫なら――阿良々木くんの吸血鬼能力が誤
作動なら――それが最良だ。安心安心。めでたしめでたし。大団円のハッピーエンド。僕
に罰があたる分には何の問題もないんだ」
「えっと……それじゃあ、僕は忍野さんに、猫を埋めた場所を教えればいいんですか?そ
ロール
こまでの道案内が今回の僕の役割ですか?」
「いや、そりゃもちろん、教えてもらうんだけれどさ……でも阿良々木くんの道案内は必
要ないかな。概ねの場所さえ口頭で教えてくれれば、僕はその猫のお墓には辿り着ける」
だて
伊達に放浪生活が長くないというわけか。
「僕もこっちに来てからまだ半年も経ってないですし、僕の行動範囲外のことだから、正
確には言い表しにくいと言うか、本当に概ねの場所しか教えることはできないのですが、
それでもいいのですか?」
「いいよ」
と、忍野は頷く。
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