83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)[sage]
2011/11/24(木) 02:48:39.91 ID:uFOG1DQZo
いや、投げ捨てた物体は二つだったから、効果音はどん、どん――と二つだったか?
だけどまるで一まとめの、一塊だった。
人まとめの人塊だった。
「…………っ!」
・ ・ ・ ・
僕の足元に投げられたものは――人間二人だった。
これは――どういう意味だろうか?
いや、それより――
「この二人は――誰だ?」
二人は今もそうでありつづけているように、まるで死んだように動かない。
「えーっと。にゃんだっけな――そうそう。そいつらはご主人の『両親』って奴らしーぜ。
よくわかんにゃいけど」
障り猫は言う。
にやにやと、邪悪に笑いながら。
楽しそうではあるが――楽しそうなだけだ。
他には何もない。
あの青色のように――空っぽ。
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