87: [sage]
2011/11/24(木) 02:59:49.23 ID:uFOG1DQZo
「ん?ああ、そうか。お前元吸血鬼だったんだっけにゃ。ご主人の記憶にあるにゃ。にゃ
ら、簡単ににゃおるじゃにゃいか。よかったにゃ。ご主人と違って、傷がにゃおるにゃん
て。にゃかったことににゃるにゃんて」
「……ご主人ってのは……翼ちゃんのこと?」
「ああそうだよ。人間。ご主人にはもう俺がいる。だからお前はいらにゃい。両親も友達
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
も、誰もいらにゃい。ご主人自身さえ――いらにゃい」
そして、口の中で転がしていた僕の指を――ただの廃棄物であるかのように、元々そう
だったように、吐き捨てる。四本の指は僕の足元までころころと転がってきた。
「い――いらない――だって?」
「俺がご主人を自由にしてやるんだよ――誰よりも自由ににゃ。知っているだろう?それ
・ ・ ・ ・ ・
はお前らにはできにゃかったことだにゃ。ときにご主人を、天才と、神と、化物と呼ぶよ
うにゃお前らには」
まずは。
170Res/136.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。