95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)[saga]
2011/11/24(木) 03:07:58.41 ID:uFOG1DQZo
「まあ、おんなじ中途半端でも、吸血鬼ちゃんなら、勝てるだろうけれどね。なんてった
って、怪異の王――吸血鬼なんだから。元吸血鬼と元人間では違ってくる」
「……じゃあ、忍野さん」
僕は、僕は覚悟を決めて訊いた。
どんな代償でも払うと、祓うと決めた。
「僕は……このままでは勝ち目のない障り猫に対して、どうすればいいのでしょうか?」
どうすれば、翼ちゃんを救えるのでしょうか?
僕の質問に対して、忍野は、一瞬きょとんとした顔になった後、次の刹那でシニカルに
死に狩るに、にやにやと皮肉っぽい嫌な笑みを浮かべた。
「じゃーねー、阿良々木くん。きみは今すぐ――」
心底楽しそうに、心底嬉しそうに、心底愉快そうに、心底面白そうにしながら忍野は言った。
たった一言、僕へのアドバイスを。
「帰れ」
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