過去ログ - ほむら「上条♪」 マミ「上条くん♪」 当麻「あばばば……」
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上条さんの日曜日
◆J0nZQhi5n4XG
[saga]
2011/12/20(火) 23:35:29.04 ID:oaaJCRba0
日曜日。
上条さんの壊滅的な頭脳を少しでも立ち直らせるための日です。
そんなわけで、本日は火薬少女暁美ほむらさんのお部屋を訪ね、お勉強を教えてもらうのです。
「ほむらー。上条さん来ましたよー」
「開けてあるわ。入りなさい」
ワルプルギスの夜を撃破して以来あの物騒なホログラムは使わなくなったようで、
ほむららしく不要なものは置いていない、質素な部屋に案内される。
火薬少女の本領発揮と言ったところか、ほむらは理系科目が強い。本当に強い。
具体的には理系科目だけに限っては今すぐにでも大学受験が出来るほど強い。
そこを褒めたところ、ほむらは「必要に駆られてのことよ。誇れたものではないわ」と相変わらずのクールっぷりだったが、
それでもなんだか少し嬉しそうにしていたことは記憶に新しい。
ただ、本人の弁によると国語は苦手だそうだ。決してテストの点が悪いわけではないのだが。
ほむら曰く、「こんなものテスト作成者の匙加減次第じゃない。論理的じゃないわ」とか。
個人的には同じことを思うのだが、それを上条さんが言うのとほむらが言うのとじゃ説得力が違う気がするのはなぜだろう。
「さて、今日も数学なのかしら?」
「はい。上条さんにはどれもこれもさっぱりですのことよ?」
「……まあ、授業の時間では十分な理解をするのには足りないというのには私も同意見だわ」
ほむらは、微笑みながら俺に教える為の参考書やらなにやらを取り出す。
半年前、俺達がトンデモ非日常バトルに明け暮れていた頃には決して見られなかったその可愛らしい笑顔に、
実はちょっぴりドキッとしていたりいなかったり。
……こんなこと考えてたら、ほむらに怒られちまうな。真面目に勉強しよう。
「公式や定理については、それがなぜ成立するか、それによって何が出来るか……そんなことを考えることが重要よ」
「まどかもそう聞いたっつってたな。つっても具体的にはどうすんだ?」
「えっと……例えばここ、よく使う定理だけど、実はここは――」
ほむらの話は分かり易く(きっと俺でも分かるようにするために、結構苦労してくれているのだろう)、
授業を聞いても自分で参考書を見ても分からなかった内容が、わりとすらすら頭の中に入ってくる。
これは中々楽しい体験で、自分でも、やれば勉強が出来たりするんじゃないだろうかと思わせてくれる。
自宅に帰って復習したときに、そんな幻想は見事ぶち殺されるのだけど。
「さて、とりあえず今日の数学はここまでにしておきましょう。次の教科、いくわよ」
「そうなの? いや、教えてもらう分には俺はどの教科でも構わないんだけど……なんで?」
「一番は、モチベーションの持続かしら。まあこれは私なりのやり方だから……」
「ふうん。まあ確かに、ずっとあんな数式見てたら気がおかしくなりそうだし、ありがてーよ」
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