過去ログ - ほむら「上条♪」 マミ「上条くん♪」 当麻「あばばば……」
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191: ◆J0nZQhi5n4XG[saga sage]
2011/12/24(土) 10:01:31.17 ID:LYNCh8Sf0
『……ふぅん。考えたなぁ、ほむら。初めて会った時のコミュ障っぷりからは考えられねーぜ』

「……黙りなさい。あなたが私と初めて会った時のことを知っているはずが……」

『それが知ってるんだよな。なにせ俺は上条当麻じゃなく、お前にとっての上条当麻なのだから』

「……!?」

そう、魔女の上条当麻への擬態は、結界内を進んでいた際に使い魔を通して得た『暁美ほむらにとっての上条当麻』をもとに
構成されている。記憶喪失になる前後の上条を両方知っている暁美の。
かつて上条当麻を利用して使い切って鹿目まどかを救おうとしていた暁美の記憶から、だ。
ならばこの魔女は、上条当麻の全てを知っている――!


『こちとらお前のせいで、平和な日常も大切な人達の記憶も、何もかも失ったんだ』

『擬態してみてびっくりしたぜ。お前、なんでこの男の前に顔出せんの? どんな神経してんの?』

『こんなにも不幸なのに大切に育ててくれた親への愛も、まどかを守るっていう心意気も、マミさんを救うっていう意志も』

『この男はお前のせいで失くしたんだぜ?』

「……う、あ、ああ……」

『お前、俺なんかより、よっぽど魔女だよ』

「うあああああああああああああああああああああああああああああああああっ!」

崩れ落ちた。
身体も、心も。
両手で顔を覆い、うずくまる。
そうだ、なんで。
私はどの面下げて今まで上条に接してきたんだ?

『はっ……この程度で心折れんの? がっかりだろうな、お前の仲間達も』

『そういえばその仲間達にしたって、お前は何万回と見捨ててきたんだって?』

『お前が見捨ててきたそいつらは、今頃どうしてるんだろうなぁ?』

魔女が私を喰らおうと歩み寄ってくる。
やめて。来ないで。それ以上喋らないで。私が、私が。
私が悪かったから。
魔女の右手が私に伸びる。その指先が私に触れようとした、その瞬間。


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