過去ログ - ほむら「上条♪」 マミ「上条くん♪」 当麻「あばばば……」
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◆J0nZQhi5n4XG
[saga]
2011/11/29(火) 23:39:37.92 ID:YCBkI9pV0
それを聞いていたのか、
聞いていたとして理解できたのか。
それは全く分からないが。
『……そう』
『……もう、いいのね』
『……ありがとう。大好きだったわ』
『……上条当麻』
時計の魔女は、具現化してからずっと流し続けていたその涙を止めて、
あとかたもなく、消滅した。
後日談。
上条当麻は緊急入院、他の者はそのまま帰宅。
彼を魔女絡みの案件で連れ出すのはもうやめたほうがいい。
全員が割と本気でそう思ったが、それを本人に行っても無駄だろうなあとも思った。
世の中、ままならないものである。
医者「全く……学園都市でもあるまいし、何をどうしたらただの中学生が重度の熱傷や銃創を負うんだろうね?」
当麻「あっはは……」
医者「たまたま研修会で僕が来ていなかったら危なかったという事は、理解しておいてほしいね」
当麻「すみません、肝に銘じておきます……」
医者「まあ、生きて僕のもとへ来た患者が死ぬことはないから、安心してほしいね」
当麻「はは、今後大怪我した時は学園都市に運んでもらいますよ」
医者「……そもそも、こんな大怪我二度としないでほしいんだけどね?」
当麻「マジすいません」
当麻(さて……やっと退院か)
当麻(マミさん家行くの何日ぶりかなぁ)
当麻(……恭介に、答えは出すって啖呵切ってからどんだけ経ったかなぁ)
当麻(ああ、どうしろってんだもう。どうしようもねーよ上条さんマジ不幸)
当麻(……こんなこと言ったら土御門の野郎に殴り倒されるんだろうなあ)
当麻(……つーか、そもそもマミさんとかほむらとか、マジで俺の事好きなのかなあ。疑わしいわ)
当麻(仮にマジだとしたら、上条さんはあの娘らの審美眼を疑いますよ)
当麻(俺と恭介の愉快な勘違いだと、思いたいんだがなぁ)
当麻(ま、そんなことねーんだろうなぁ……)
当麻(……こうして、退院パーティなんてもん、わざわざ俺のために開いてくれるんだしなぁ)
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