過去ログ - 黒子「……好きにすれば、いいですの」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(岡山県)
[sage saga]
2011/11/26(土) 01:30:30.13 ID:Cp32iA0do
寝転がったベッドは、存外に心地よい感触だった。
纏う制服を全て脱ぎ捨てた白井の身体を、やわらかく受け止めるベッド。清潔な白いシーツに、少女を中心とした放射状の皺が刻まれた。
中学生。未発達の肢体。
瑞々しい肌を彩るは、年齢にそぐわない薄い下着と、小さな震えだ。
寒いわけので、もちろんない。
恥ずかしいのだ。
当たり前である。肌を晒しているのだ。それも、男性の前に。
想い人であっても――白井には男性を好きになった経験は無いが――恥ずかしいだろう状況。
しかしいま彼女の身体を見るのは、そういった感情とはほぼ対極の位置にいる相手だ。
恥ずかしさと、さらに言えば、怒り。震えの要因は、その二つだった。
「…………」
んくっ、と唾を飲みこむ。
嘗め回すような彼の視線。まるで物理的な感触を伴っているようだ。
「……へぇ」
彼はひとしきり、少女の肢体を鑑賞してから、声を漏らした。
それは賞賛の響きを帯びた声。
しかし白井にしてみれば、おぞましい感覚を呼び込むだけのものだ。
「……なんですの。おっしゃりたいことがあるなら、きちんと言葉にしてくださいまし」
身体に続いて震えそうになる声を抑えこみ、平静を装う。
「いや、ちょっと驚いたんだよ」
「な、何がですか?」
「白井ってバランスいい身体してるよな、ってさ」
まぁ胸は小さいけど。
「っ」
余計な一言に、思わず噛み付きそうになるが、言葉は口から漏れなかった。
再び彼の視線が、肌を這い回ったからだ。
ふともも、腰まわり、腹、そしてつい今しがた小さいと言われた胸。
ぬるり、ぬるり、とナメクジが這い回るかのような視線は、決意したはずの少女の背筋に悪寒を走らせるには、十分すぎるものだ。
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