過去ログ - 黒子「……好きにすれば、いいですの」
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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(岡山県)[sage saga]
2011/11/26(土) 01:37:40.01 ID:Cp32iA0do

――美琴、俺、実はさ

――な、なによ、真剣な顔して

――真剣にもなるさ。一大決心なんだからな

――な、あ、う、な、なによそれは。お金なら貸さないわよ!?

――…真剣なんだ。聞いてくれ。

――う、あ、う、うん。

――ありがとう。……美琴、実は俺、お前のことが……

(だ、だめよだめだめだめ! 私はまだ中学生なのよ!? そ、そりゃアンタは高校生かもしれないけど、そんな、こんなところで……)

妄想の中ですら、一足飛び以上に展開が飛んでいるが、恋する乙女に常識は通用しない。

イヤンイヤン、と首を振る美琴の前髪からは、バリバリと紫電が漏れまくっている。

ベンチの隣に三段重ねで置かれたヤシノミサイダーは、温度差ゆえに汗をかいていたが――美琴にあきれているようにも、見えた。

結局、彼女が正気を取り戻すためには、一時間ほど後に偶然通りがかった彼女の友人である、飾利と涙子の登場を待たねばならないのだった。



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