過去ログ - 黒子「……好きにすれば、いいですの」
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(岡山県)
[sage saga]
2011/11/26(土) 01:43:11.21 ID:Cp32iA0do
「はぁぁ……あ……」
しかしもう、白井は動こうとしない。
ぼんやりとした眼差しを、中空に這わせているだけだった。
「……」
彼が、ずっと少女の右胸を愛撫していた左手で、少女の頬を撫でた。
「あ……ぁ……あぁ……」
白井が熱く、甘い吐息を漏らす。
抵抗らしい抵抗も、瞳に浮かぶ意思も、ない。
「……回ったな」
薬。
彼が、今度は確実に笑みを浮かべ、少女の肌に右手を伸ばした。
着地する場所は、先ほどまでの、上半身では、ない。
薄い布に人差し指が触れる。
十分に水気を吸った下着が湿り気のある音を返した。
「くぅんっ」
同時に白井が顎をあげ、背筋を逸らした。
「あっ、はぁ…」
とろん、とした表情で彼を見上げる。
薄く浮かぶ笑みは、いまの感覚を悦んでいる証だ。
ニヤリと笑う彼は、ただ触れただけの指先を、上下に。
「あぁ……」
張り付き、その向こうにある肉の割れ目をなぞる動きに、意思の大半を眠らされた少女は素直に反応を返した。
鼻にかかる吐息と喘ぎを漏らしながら、投げ出された両手はシーツを握り、細い腰は指にあわせて緩やかに揺れる。
「んっ……んんっ……ん……ん……」
繰り返される桃色の呼吸音の間で水音が大きくなっていく。
零れていくような音ではない。
ちょうど粘土に多量の水を混ぜこんだような、柔らかな粘りの音。
「はぁ……はあぁ……ぅあんっ……あぁん……あんっ……あんっ……」
指先が上に向かう。
なぞる動きの中で戯れるようにくるりと円を描き、さらに上へ。
「んんん……」
布地の向こうで、僅かだけ顔を出した肉芽が、刺激を予想して震える。
だが、
「……」
そこに到達するより先に、彼は指にかける圧力を緩めた。
触れるか触れないか。
ギリギリの空間を持って――さきほど乳房の頂をくすぐった時のように――肉芽の直近で円を描かせた。
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