過去ログ - 黒子「……好きにすれば、いいですの」
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(岡山県)
[sage saga]
2012/05/22(火) 02:56:10.51 ID:e7oiSUbqo
「んーっ! んーっ!」
両手首は後ろ手に、両足首は揃えて、それぞれ布で縛られ。
視覚はアイマスクに、言葉はボールギャクで封じられ。
両の耳たぶは洗濯バサミのように挟む形のイヤホーンが装着されて、白井にまで聞こえるほどの大音量の『喘ぎ声』――おそらく美琴に似たビデオのものだ――が流されている。
「んふーっ! むぅぅぅ! んんんっ!」
そして何より、彼女の頬と、その口元と、両の太もも。
頬は真っ赤に染まり。
ボールギャクの穴からは唾液が流れ。
太ももはせわしなく擦り合わされ。
薄手のブラウスとチェックのスカートで包んだ幼い体躯をクネクネと動かし続ける、明らかに媚薬を与えられているのだろうその少女の頭には。
まるで花瓶か何かのように、大量の花飾りが乗っている。
「初春……」
己が置かれた状況への混乱と身体の中で渦巻く欲望に身悶える少女――初春飾利を見ながら、白井はぼんやりとその名を読んだ。
今日はお互いに非番の日。
確か涙子と予定があわなかったので、一人で買い物に出る、と言っていた記憶がある。
「んふーっ! んんんーっ! んんんんーっ!」
荒れ狂う性欲と快楽への渇望に堪えられなくなったのか、飾利が身を捻り、俯せになったかと思うと、ベッドにグリグリと股間を押し付けはじめた。
しかし、ホテルのグレードとしては不釣り合いなほど上等なベッドは、真上からの圧力を効率的に逃がしてしまう。また、揃えられた両脚ゆえに、その刺激は極めて限定されたものでしかない。
ただ、スカートが捲れてしまうだけである。
「んんんっ! んんんんんっ! んんんむむむっ!」
花飾りの頭をブンブンと振り乱す彼女は、己の境遇まで思考が回っていないようだ。
まるでまな板の上の鯉のように動く少女をちらりと見てから、彼はその隣に腰を下ろした。
「確かこの娘も美琴やお前や、あと佐天だっけ? その友達だったよな」
質問の言葉だが、口調は確認、そして声には確信の色。
「は、はい」
飾利のあまりの暴れ具合に若干驚きながらも、すぐに頷く白井。
彼は、ふん、と鼻を鳴らすと、白井に向けて己の両膝を開いてみせた。
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