過去ログ - 阿良々木「僕は傷つくのが、怖かった」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区)
2011/11/26(土) 21:03:07.03 ID:JGoIo9qY0
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 僕にはとりわけ仲の良い友達が二人居た。
 源若葉と慶園寺頼香という、滅多に無さそうな名前だったから、未だに覚えている。
 まあ、僕が言えることではないが。
 元々この二人は親友同士であり女子なので本来ならば関わる事も無かったが、当時正義感が盛っていた僕はたまたま慶園寺が困っている時に力を貸し、知り合った。
 そう、たまたま。偶然だ。
 戦場ヶ原の事だって、忍の事だって、いつだって僕はいきあたりばったりの偶然で人や怪異を助けてきた。
 慶園寺と源はいつも一緒に行動していて、僕の妹達程ではないがそれなりのやんちゃをしていた。
 僕もその一員だった。
 もうあの三人で笑って話す事はないだろう。
 進路も違っているどころか、決別までしたのだから。
 そして話は中学三年生の頃まで遡る。


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