過去ログ - 阿良々木「僕は傷つくのが、怖かった」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区)
2011/11/26(土) 21:03:36.53 ID:JGoIo9qY0
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 「おはよう!阿良々木!」
 「…………おう、慶園寺」
 朝から大きい声を出さないで欲しかった。今は受験生だし、毎日夜通しで勉強している僕としては最近寝不足で朝には弱かった。
 「元気ねーな!どうしたよ」
 「朝からそんなでけえ声聞いたら頭に響くだろ!」
 確実に僕のほうがでかい。声が。
 「お前って本当、良い子だよなあ。私だったら徹夜でべんきょうなんかしないもん、寝る時間には寝るわ」
 「…………お前はしなくても頭が十分に良いだろうが」
 高校で出逢った羽川までとは言わないが、間違いなく天才の部類にはいるだろう。
 「へへ……大した事あるぜ」
 「それは照れながら言う台詞ではないだろ!?」
 大した事ないぜだろ普通。
 「源は?」
 「うん?部活だよ?……お前、若葉に用事かなんかあんの?」
 「いや、無いけど。どうした?」
 「別に、若葉可愛いしさ。聞く理由はそれかなーって」
 「なんとなくだよ。お前らいっつも一緒に登校してるし、部活動はもう受験シーズンだから、ないだろ?」
 本当に、なんとなくだ。
 いちいち比較するようで悪いけど僕の恋人、戦場ヶ原に引けをとらず源若葉は美人であった。
 美人という事はどういことかというと端的に言ってまあ、モテる。
 「ああ、若葉はテニス部の部長だからね。後任の部長決めるとかなんとかで、朝早くから呼び出されてるそうだよ」
 「そうか、じゃあいないわけだ」
 「……………………」
 「どうした?」


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