過去ログ - 阿良々木「僕は傷つくのが、怖かった」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(チベット自治区)
2011/11/26(土) 21:04:50.90 ID:JGoIo9qY0
003
一日をいつも通り過ごし、家に帰った頃にはすっかり日も落ちてしまっていた。
三つ下の二人の妹、火憐ちゃんと月火ちゃんは家には居なかった。多分、学校ではなく、帰ってきてから遊びに出たのだろう。
両親は公務員の仕事をしている。
つまり家には僕一人だった。
自室で体を伸ばして少し寝転んでいると、機械にはあまり強くない僕に不親切をするように携帯が振動していた。メールではなく、電話のようだ。慶園寺からだった。
「はい、もしもし」
「よう、阿良々木!どうした!」
「それは僕が言う言葉だろ!何の用だ!」
「えー、特に無いよ(笑)」
「話し言葉なのに、(笑)が付いてる様に何故か感じるぞ……」
今時の学生ならもっとおもしろそうな話をしそうなのだけど、生憎そこまでおもしろいことを言える程僕のスキルは高くなかった。
「いやいや、十分おもしろいっしょ!」
「何も言ってねえよ!」
それから取りとめも無い話をしばらく続けていたのだが、段々と話題が無くなって来た、というか。
なんだか無理矢理話題を沈下させようとしていた。
誰が?慶園寺がだ。
「……お前、なんか用事があったんじゃないのか?」
「あ、ああ……うん。まあ、うん。……いいや、やっぱ。じゃあね」
「は?」
一方的に切られてしまった、言いたくないのなら追求はしないけど。
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