過去ログ - 上条「インデックスが死んで早一年か……」
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立て逃げ
2011/11/28(月) 15:20:20.83 ID:63ovksADO
「オイオィ、全滅かよ」
セブンスミストから歩いて、警備員第七三活動支部まで来てみたはいいが、黄泉川を含め全員が昏倒していた。
??「あれ!? 君は黄泉川先輩の!!」
いや、一人残っていた。
一方「あ゙ァ? 誰だてめェ」
鉄装「ひっ!! えっと私は、黄泉川先輩とコンビを組んでいる鉄装綴里と申します!!」
一方「そォかい。で、これはてめェが仕組ンだ事か?」
鉄装「い、いえ違います。ここに居る全員が、外部の人間の写真を見た途端に倒れてしま――」
そこまで言うと、先程まで何の異常も見当たらない様に見えた鉄装綴里の身体は、糸を切られたマリオネットの如く崩れ落ちた。
一方「おィ、どういうことだァ? さっぱり解んねェぞ」
一方通行は目の前で起こった現象に頭を悩ませ、冷静さを取り戻す為、状況の整理を開始した。
敵の気配や殺気を感じなかったし、周囲の人間も一人残らず昏倒させられている事から、この攻撃は無差別なものだと考えられる。
そして先程、鉄装が言ってた“外部からの人間”という言葉。
一方通行の知る限りでは、こんな広域に及ぶ能力を知らない。
考えられる可能性は二つ、一つは未知の原石、もう一つは――
一方通行は一度推理を中断し、けたたましく振動する携帯電話に出る。
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