過去ログ - 勇者「ハーレム言うなって」魔法使い「2だよっ!」
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875: ◆3VOBH3KJAk[saga]
2012/02/20(月) 15:30:07.23 ID:T3y4b9Dc0
「それで、俺に何か話でもあるのか」

学生は無作法な傭兵の行動に顔をしかめ、そう問いかけた。

傭兵はしばらく何かを考えるような素振りを見せ、テーブルを人差し指で何度もノックした。

そして、不意に顔を上げ、学生に向かってこう言い放った。

「お前、この国を俺と一緒に獲らないか」

沈黙が二人を包む。傭兵は彼の答えを待ち、学生は傭兵の言葉に絶句していた。

「国獲り?俺と、あんたがか?」

「無論」

学生の問いに短くそう答え、傭兵は続ける。

「実の事を言えば、お前の事は知っている」

「何」

「まぁ、聞け。学生、お前は士官学校での成績は中々に優秀だったそうじゃないか」

傭兵の言葉に多少苛立ちを覚えた学生は、相槌を打つこともなく虚空を睨め付ける。

そんな学生に傭兵は笑顔を作り、小さく息を吐いた。そして開口、

「だが、お前は除籍された。王のやり方を批判したからだ」

言い放つと。学生は乱暴にその場に立ち上がっていた。

「だから、何だ。笑いにでも来たのか。そんな落ちこぼれに、国が獲れるとでも思うかい?お前!」


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