過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」三機目
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211:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[sage]
2012/03/15(木) 01:22:45.48 ID:gpZcGv6AO
「お〜い! 準備できたぞ〜!」

ジョシュア「おっと、お呼ばれか」

リディ「? 飯ですか」

ジョシュア「馬鹿、お前聞いてなかったのか? 発掘だよ発掘」

リディ「???」

タケイ「……」

ジョシュア「駄目だコイツ、マジで何も聞いてなかったのか」

リディ「……スイマセン……」

ジョシュア「しっかりしろよお坊っちゃん……じゃあお前は……」



 ・
 ・
 ・



「命に別状はありません。粒子汚染による人体影響も無いので、しっかり治療すれば無事に退院出来ますよ」

マリーダ「ありがとうございます」

「生まれつき頑丈なんでしょう、聞かされていたよりずっと軽傷でしたから」

マリーダ「ふふ……成る程」

「ですが、途中で抜け出したり出来る状態じゃあありませんからね。フラッグファイターは医者の間じゃ、嫌な噂が多いから……」

 軍医らしい軽口に一安心しながら、マリーダは今日初めて安堵の感情を見せる
 これでオーバーフラッグス全員の無事、再起が確認された
 特にダリルの登場していたフラッグは完全に破壊されていたのもあり、その安否は皆の心を煩わせていたのだ

マリーダ「……まだ、ハワード・メイスンに会いに行くわけにはいかないよな。ダリル」

 医師も次の患者に向かい、機器の脈動だけが耳をくすぐっていく
 付き合いも長く、オーバーフラッグスのまとめ役としてグラハムの信頼が最も厚い男だ
 まだ死ぬべき男ではない。眠りに就くダリルの肩に手を置き、マリーダは静かに語りかけていた

マリーダ「!」

 と、背中に当たる微風。扉が開いたことを知らせる風だ
 背後に立つのは、恐らく彼だろう
 振り向く前からそれは確認に変わっていた

グラハム「…………」

マリーダ「マスター」


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