過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」三機目
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◆FnwJR8ZMh2
[saga]
2011/11/29(火) 00:41:50.02 ID:GDLiPHVAO
スレーチャー「アイツには余りある才能がある、それは俺が一番よく知っている」
スレーチャー「だが、このままだとアイツは自分で自分を殺しちまう、そんな気がするのさ」
ホーマー「……」
スレーチャー「兵士は戦うための存在、俺達はその中でも空で命懸けて戦っている」
スレーチャー「だからこそアイツには……グラハムには、空以外にも世界があることを教えてやらなきゃならない、そう思っているんだ」
ホーマー「……スレッグ……」
スレーチャー「俺が其処まで保たないかもしれないが、それまでやれるだけのことはやるさ」
スレーチャー「人の価値は何をしたか、何をされたかじゃ決まらない……今何をするのか、これから何を為すのかで決まる」
ホーマー「ッ!!」
スレーチャー「俺は、アイツの内側にある【可能性】ってやつに賭けてみようと思う」
ホーマー「可能性……」
スレーチャー「だからよ、あんたもその子のことで……迷う必要なんてないんじゃあねえかな」
頬を張られたような衝撃が、全身に響く
まさか、知っているはずはない
マリーダ・クルスのことを、スレーチャーが知っているはずはないのだ
スレーチャー「……悪いな、ただの当てずっぽうだ」
ホーマー「スレッグ……私は……」
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