過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」三機目
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338:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2012/07/22(日) 02:39:15.56 ID:szfvAdVAO
 ヤザンの視線が、自身の専用機からゆっくりと左にずれていく
 大型アンテナを搭載し通信機能を増強、各種武装を追加しつつ基本性能を全て底上げしたエースパイロット専用GN―X
 それがこの格納庫には【二機】、存在していたからだ

ヤザン「コイツは何だ? サーシェスのか、それともお前等のか?」

「今はまだ我々が出る幕ではない」

『なに、少し発破をかけてやろうと思ってね。こいつはその代金代わりさ』

ヤザン「代金?」

『こっちの方はリボンズを言いくるめるのに苦労したんだ』

『まあ、見てなよ。とても愉快なことさ』

 ヤザンには、彼女が悪戯を画策し喜ぶ幼子のように感じられた
 声はいつものように、上から見下ろすような尊大な調子を崩してはいない
 だが、もしこれを悪戯とするならば、それを仕掛けられる相手は彼女より絶対的に立場の弱い人間なのだろうと、おおよそ理解は出来た

ヤザン「……まぁた何か良からぬことを企んでやがるな、お前」

『かもね』

『それより、【追い込み】はしっかりな』

ヤザン「俺ぁ軍人だ。任務はこなすぜ」

ヤザン「それ以外のことは此方の都合でやらせてもらうが、な」

『あぁ、それでいい』

ヤザン「ふふ……次の戦いはいつになる? 明日か、それとも一週間後か……待ちきれんなぁ」


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