過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」三機目
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◆FnwJR8ZMh2
[saga]
2012/12/12(水) 12:46:26.31 ID:WksrI/rAO
――国連軍前線基地・士官用個室――
最初にその存在を示唆されたのは、自分が粒子の毒で倒れたときであった。
スミルノフ大佐――当時はまだ中佐だった彼から名前だけ聞かされた。
【プルツー】、自分と同じプルの名前を冠した、ニュータイプ。
その出自は誰よりも自分が一番理解しているだろう。
マリーダ「…………」
リヴァイヴ「モニターの準備は完了したよ。いつでもいい」
『……持ったままでかい?』
リヴァイヴ「君が彼女をどう思っているかは知っているつもりだけど、【彼】は彼女を其処まで信用していない」
マリーダ「!」
リヴァイヴ「彼女なら端末を回収して私を振り切り、組織の内情に多少なりとも近付ける可能性がある」
リヴァイヴ「万が一にも愚は犯したくはない……とのお達しさ。用心だね、君のマスターは」
マリーダ(確かにその手は考えた……だが……マスター、か)
『……ここはアイツにも一定の評価をされていると、一応喜んでおくところかい?』
リヴァイヴ「好意的な解釈だね。君らしくもない」
『まるであたしが冷血漢だと言いたげじゃないか。まあいいさ、じゃあ見やすいように抱えてろ』
リヴァイヴ「そのつもりだよ」
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