505:新人 ◆4jPnOLgqH.[saga]
2011/12/29(木) 01:50:36.73 ID:MqUCDnCo0
犬子「わはははは、良い気分なのじゃー!」
男「……どうした犬子。お前鍋食ってたら酔っ払う体質でもあるのか?」
男(鍋を食い始めたところまでは良かったのだが、中盤辺りになって犬子のテンションが完璧に制限を解除している。
確か3年前の、犬子が名前を偽ってた時もこんな事あったよな。鍋の中にこいつが酔う素材でも入ってたか?)
犬子「おぉ、こんなところに良い抱き枕があるのじゃ……」
――ぎゅぅぅぅ
男「お、おいバカ犬抱き付くな!ってかお前顔真っ赤だな!やっぱり酔う食べ物が入ってたか!」
犬子「バカ犬らとぉ〜!御主はいつもそうらぁ〜!いぬはみらって、ゆっへるらろ〜!なぜいぬはみを敬わんのら〜!」
男「くそっ!絡み酒する神様とか聞いた事ないぞ!さっさと離れろ犬子!じゃないと猫子に――へ?」
――ぴとり
男「猫子……お前、何で俺の背中に抱き付いてるんだ?」
猫子「犬子ばっかり……ずるい。男は……わたしの、ご主人……なのに」すりすり
男(前門の犬、後門の猫か。傍目から見たら凄く幸せな状況なんだろうな。ただ俺は色々我慢するのに精一杯なんだ。
犬子が前から擦り寄れば、負けじと猫子も背中にぴとりと張り付いてくる。天国と地獄が同時に見えるのは初めてだ。
生き地獄とはこの事か。負けるな俺の理性。鍋の残りを食って気を落ち着かせるんだ)
男「はぐっ。もぐ……ん?これは、酒の味か?」
男(隠し味で入れてたのか。熱くて気付かなかったな。というか、家に酒なんてあったか?――……あぁ、あった。
叔母さんが送ってくれたマタタビ酒だ。調理用に使おうと思って台所の下に置いて置いたんだ……あれか)
猫子「おとこ……体が……熱いの……。……はむっ」
男「うぁッ!? ね、猫子耳を噛むな!くそ、本格的に抜け出さないとやば――ッ!犬子、離せ!」
犬子「い、や、じゃぁ〜♪ふふ〜、男ぉ〜♪ぎゅぅぅぅ〜〜♪」
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