過去ログ - 一方通行「青紫色の携帯電話」
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119: ◆hZ/DqVYZ7nkr[sage]
2011/12/02(金) 21:04:36.70 ID:ffsGP3FIO
上条はただ平謝りをし続け、警備員が去ると、突然己の不幸さが嫌になり無力感にさいなまされベンチに腰を落とす。
ぼんやり公園を行き交う人々を眺めているといつの間にか御坂妹が隣に座っていた。

機密レベルの高い実験に内密に参加している為警備員に捕まるとお姉さまに迷惑がかかる、と言い上条を置いて逃げた事を謝った。

御坂妹は表情がコロコロ変わるやつで話していて飽きなかった。

妹の携帯電話がなるまで他愛ないお喋りを続けた。
別れ際にまたな、と声をかけると御坂妹はさようなら、とだけ言って去って行った。

その姿にひどく違和感を覚え、奇妙さを感じた。

そして一人一つずつ開けたジュースを除いた十四本のジュースを抱え寮に帰ってくると、今まで上条は携帯電話とずっとにらめっこを続けていた。

「なんだよ、出ねぇじゃん」

心を決め、にらめっこを終わらせ、御坂美琴の電話番号にカーソルを合わせた。
発信ボタンをプッシュしたが御坂が電話に出ることはなかった。

携帯電話を枕元に放り、自身もそのまま横になる。


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