12: ◆hZ/DqVYZ7nkr[sage]
2011/11/30(水) 02:30:57.96 ID:facbNr1eo
〜〜〜
「あ、あのう〜どうかしたんでせうか?」
垣根はこの時初めてここが表向きは普通の研究をやっている機関なのだと知る。
「あ、あぁ……いやなんでも……いやいや違う。
とりあえずなにも聞かずに外に出ろ。
そして全力で逃げてくれ」
「は?」
いきなり逃げろと言われ困惑するのは上条。
「理由を言いなさいよ」
反発するのは『第三位・常盤台の超電磁砲』御坂美琴。
「お前……御坂美琴か?」
「そうよ、何か問題ある?」
大有りだよ馬鹿野郎、いや実際これはかなりやばい。
と、垣根は冷や汗を垂らす。
多分今の頭に血の昇った一方通行は
御坂美琴-オリジナル-をクローンの妹達の一人だと思うだろう。
そしたら無傷で誤解を解くのはまず不可能になる。
「まじやべぇ、とりあえずお前らはどっかの部屋はいって身を隠してろ!
マジで俺が殺されちまう!」
考えを整理し分析すると相当やばい事になっているという非情な現実が垣根を襲う。
何ひとつ悪い事などしてはいないのに……。
「だぁからその理由を話せって言ってんのよ!
なんかトラブルなら私が協力するわよ?」
垣根は完全に御坂を無視。
第一位を倒す算段は一応はついている。
しかし心の準備もなし、あらゆる用意もなしで勝てるような相手ではない。
それに、戦う前から焦っているようではその時点で負けているようなものだ。
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