過去ログ - 一方通行「青紫色の携帯電話」
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37: ◆hZ/DqVYZ7nkr[sage]
2011/11/30(水) 16:49:51.34 ID:facbNr1eo
〜〜〜

「俺は力になれないか?」

御坂を見送った−−置いていかれたという方が正しい−−三人はトボトボと歩いている。
そんな中、唐突に上条が二人に切り出した。

「は?」

「なンの事だ?」

二人は上条を巻き込むまい、俺たちと親密な関係にさせるまいととぼける。

「いいよ、隠さなくたってなんかやばい事に巻き込まれてんだろ?押し売るつもりはねぇけどなんか手伝える事あれば言ってくれよ?俺たちもう友達なんだし」

それだけいうとスッキリしたのか足取り軽く驚く二人を置いてサッサと歩いていってしまう。

「……なんなんだ?あいつは?」

「……知るか、とてつもねェバカなンだろ」

二人は今の上条の言葉を素直には喜べない。

なぜならば、

『どうせこいつもすぐ裏切る』

どうしてもそういう風に考えが傾いてしまうからだ。


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