過去ログ - 一方通行「青紫色の携帯電話」
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48: ◆hZ/DqVYZ7nkr[sage saga]
2011/12/01(木) 00:05:48.92 ID:/QGrE+6vo
〜〜〜

「明日お前ヒマだろ?」

電話を終えた垣根は楽しそうにウキウキとしていた。
一方通行はそれが何故か、面白くない。
理由は分からない。

「……ん?どした?なんか予定あんのか?」

相変わらず不貞腐れてたようにそっぽを向く。

「……悪かったよ」

垣根は本人よりも速く不機嫌の理由を理解した。

「……なンの事だ?」

「なんかわけもわからず俺に腹立ってんだろ?俺もわかんねーけどとにかく機嫌直せよ」

嘘だ。垣根は全てをわかっている。
少なくとも『そうであろう』という予測は立っている。
だが、それは一方通行本人が気づかなくてはいけないことなのだ。

「……なンかダメだ……お前と芳川が話してるの見たらめちゃくちゃ腹立った……悪りィ……」

この男は知らないのだろう。
人を愛するという事を。

「余りにも俺がかっこよすぎて嫉妬でもしたか?」

垣根はそれが愛だと教えてやるつもりはなかった。
第一人に言われて納得できる感情ではないのだ。
自分で気づかない限りそれを理解する事はできない。

「ホスト崩れが何言ってやがンだ」

垣根の冗談にやっと一方通行は余裕を取り戻し、少しだけ笑った。



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