過去ログ - 一方通行「青紫色の携帯電話」
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53:やり直し、saga必要な時に限って忘れてしまう…… ◆hZ/DqVYZ7nkr[sage saga]
2011/12/01(木) 00:15:43.94 ID:/QGrE+6vo
「そうね、私はクローンについてはそんなに興味がなかったわ。どの派閥にもいなかった。そして、自分でいうのもあれだけど私は優秀だった、それがまずかったのよね」

「どォいうことだ?」

「私は四つ全ての派閥の研究成果を閲覧することが出来たのよ、普通各派閥ごとここまでしか他の研究所の人には見せてはいけないって決まってるよの。それを私は優秀さを評価され大抵の閲覧許可がおりちゃったのよ」

芳川は冗談っぽく笑う。
クローニングが禁止されたとはいえ、それぞれの研究所はそれぞれの目的の為にクローン研究を辞めることはなかったのだ。

「……単刀直入に言え、お前は今回の実験に関わってンのか?」

まっすぐ芳川の目を見つめた。
芳川は一度目を閉じ、ゆっくり開くと大きく息を吐いた。

「そうね、答えはイエスよ」

言い終わると同時に一方通行の右手が芳川の首に伸びた。
ギリギリと締め上げ怒りのこもった真っ赤な目で掴み上げたものを睨みつける。

「ほらなァ、ていとくーン?やっぱこいつもクズになっちまったンだよォ」

じわじわと力を込めていく。
その顔は悲痛に歪み泣きそうなとても醜く痛々しいものだった。


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