71: ◆hZ/DqVYZ7nkr[sage saga]
2011/12/01(木) 06:08:18.12 ID:/QGrE+6vo
〜〜〜
「よし、と。二人ともはいってきていいわよー」
返事をし、ドアを開け中にはいるとそこには先日初対面を果たした御坂美琴が二人いた。
「常盤台の制服きてるとまじでお姉さまそのままだな」
垣根が感心したようにこぼす。
「お姉さま?とミサカは聞き返します」
「ん?あぁ、御坂美琴はお前らのお姉さまみたいなもんだろ?」
当然の事のように言うと、妹達二人は少しだけ顔を赤らめた。
「お姉さま……ですか」
「んで、さっきも話した通り二人の世話をして欲しいのだけれどいいかしら?妹達もこんな地下室にいるだけより少しは外に出たいでしょう?」
「まてまてまて、ばったり御坂美琴と出会っちまったらどォすンだ?外に出ンならまずは御坂美琴に説明のが先だろ?」
「あー、その事なんだが俺が作戦考えてみた。一方通行はだいぶ悪者になっちまうが……いいよな?」
「……お前ら以外からなんと思われ様が知ったこっちゃねェよ」
今はそれでもいい、だけれどいつまでも心に二人しかいないというのは悲しすぎる。
芳川は少しだけ顔をしかめた。
「……まぁ、最後誤解は解いてやるから安心しろ。そんでその作戦なんだが……」
垣根の作戦はあくまで実験を延期させようという完全に頓挫させる事のできるようなものではなかったが、現時点では効果は期待できるものであった。
早速芳川は下準備を始め、残りの四人はお互いの役割を確認しあった。
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