72: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga sage ]
2011/12/01(木) 06:10:09.79 ID:/QGrE+6vo
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「お姉様、何か機密と書かれた書類が届いてますわよ」
御坂美琴のルームメイト、白井黒子は風紀委員の仕事から帰って来ると、玄関で寮監に渡された封筒を御坂に差し出した。
本日は午後からは非番だ。
「機密ー?最近そんな大層な実験に協力なんてしてないわよ?」
「報告ではなく、要請ではありませんの?」
それもないと切り捨てる。
もしそうなら、直接研究所の職員が訪ねてくるはずである。
「差出人……というかこれ切手すらついてないわよ?誰が持ってきたのか寮監から聞いた?」
「いえ、伺っておりませんわ。……少し気が利きませんでしたね、すみません」
差出人の名前や切手が貼っていない事を全く気に留めなかったのが風紀委員として、なんだか恥ずかしく、萎れる。
「いやいやそんな落ち込まないでよ、別にあんたがわるいわけじゃないんだし……届けてくれてありがと、黒子」
「お、お姉様……」
その後行きすぎたスキンシップに軽くお仕置きをすると、御坂は封筒を開けた。
そして愕然とする。
「ウソでしょ……コイツなんで……?」
クローン。虐殺。そして最近知り合った真っ白な青年、一方通行の名前。
そこには信じられない、とても認められてはいけないような実験の内容と、自身のクローンの写真が載せてあった。
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